ハドレー工具

画像


 ようやく入手したハドレー・ハブの工具。

 手にした後、一日置いた。私には、即日にモノをいじり、興奮のあまり、壊しかけてしまう傾向がある。

 こうしたことも愛好家の性癖の一つで、プロと決定的に異なる。

 溜めた疲労が一気に表面に出て、作業は長く掛かった。汎用工具を工夫しても分解可能であるけれども、途中までで、それ以上はなかなか突っ込めなかった。それほど精度が出ている製品だと思うから。

 リアには、パーク・ツールのSCW-20とSPA-2のカニ目レンチ二丁をそれぞれ削り落として対処できるものの、ハブがどうにも不憫でならずに途中で止めていた。

 特に複数サイズのピン・スパナは、パーツに当てると、パーツの「安堵感」が直に伝わる。そこに、職人の息もある。

 名品と呼ばれる製品も、そこまでは達しない製品も、使って慣れ、いつくしむようなところまで達すれば、その製品のありえないウロに職人の気を感じる。

 リアは、3年経過。シャフトが少々汚れている程度。ベアリングはそのうちに交換したい。洗浄後の空走時ノッチ音には全く変化ない。

 フロントはリューブを加えるだけの作業。

 体の方のメンテナンス期でもある。「戻り梅雨」でもあるし、表に出ない疲労は怖いと思う。3週間前、節制し、睡眠も十分だったが、朝に足元がふわふわする体感あり。違和感まで行かない、これは、兆しだった。過信領域に入り込む一歩手前だった。

 ハブ本体も美しいけれども(http://contre-jour.at.webry.info/201207/article_2.html)、専用工具のこの定まり返った姿も沁み入る。

 工具を乾拭きして、ウットリするかな(♡)。