寒川取水堰 ―ダイサギ

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「堰」という字がなかなか思い出せません。車中、メモる時に嘘字書いて、現地にある企業庁の札で訂正しました。はこがまえの中に日に女です。間違いと分かりつつ、日の下に水、書いていました。日の下に女は、何かを収蔵する形象らしいのですが、それ以上、不明です。暇があればではなく、諸橋広漢和に当たりましょう。この程度の漢字は、変換でなく、素手で書きたいと思います。日の下に男でなくなぜ女なのでしょうか?

 相模線、宮山駅で下車し、取水堰に向かいます。相模國一之宮、寒川神社には寄りません。集中です。

 水利施設は、企業庁の管理がやや厳重で、フェンスを越えられませんので、800メートル余先の神川橋を渡って、相模川右岸に出ます。橋上から、南南西に大磯の高麗山見えます。乗ってまいりました鉄道は、次の寒川駅から東折し、川から逸れます。辺りは湘南相模川沿いの半工業、半田園プラス住宅のヒンターランドの様相です。萌え系アニメの装飾満載のパチ屋の内部で、万券が両替されているシーンを透視できます。本日、最初天気が鬱陶しい靄の高曇りで、気温は高め。相模縦貫道のエメラルド・グリーンの高架下を、遣る瀬なく歩きつつ、小春ウラブレの覚束なく充満するリアル風景に気持ちが乗ってまいりました。絶好調です。

 せせらぎ徒渉がある荒れ地の出島から、靴に泥をくちゃくちゃさせて、堰に近づくとほぼ同時に鳥たちは大半が対岸に移動しました。カワウとアオサギが2、3羽残ります。セグロカモメ一羽、ぽつねんと堰におります。出島で、カワセミ双方向に飛びます。オオバンとカルガモが堰の後背水におります。

 今日は、ダイサギに絞りたいと思います。口角の切れ込みが眼を越えておりますのでダイサギです。広い河川のサギ類は警戒心強いです。人影に鋭敏に反応して場所を移ります。今日は地形や場所管理で、鳥にあまり近づけなかったですね。だから、反面、開放感満点で、よかったのかも知れません。ヨカー。

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 白鷺は飛ぶ姿もいいですが、本日は舞です。4月に近くなり繁殖期もそろそろでしょう。ディスプレーの舞です。トリミングするとあまりにも途轍もなく「甘い」世界となりかねませんので、フルサイズで行きます。「甘い」とはヒトが勝手に思って、そう見立てているだけですが、少し恥ずかしいです。


 左岸には渡れそうにないので、右岸からの午後の順光を使います。ダイサギ、嘴上げて立つと首長いです。頭も、これで目鼻があるのかと疑うほど細いです。靄っている天気が、幸いに光り、差し戻しました。曇りの光でISOやや上げて、10羽の並びをショットしましたが、やや白トビ気味でした。順光であると、白い羽毛は吉野石膏タイガー・ボードの質感となりやすいですので気を付けます。

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 ダイサギ、アオサギ、カワウが群れてわけのわからない状態、目線があちこち拡散する困惑の場面もありました。ダイサギの対が舞う中、付近の鳥たちは無関心にそっぽ向いたり、餌を無心に窺っております。フランドル派のヒエロニュームス・ボスの画風です。繁殖に向けた、つがいの生の営みに、他個体らは、別の生の営みである食餌の漁りに専念し、特段に関わりあうはずがないのです。しかし、混群を成す防御の点で、お互いに関わっているでしょう。

 5ショット、時系列でアップいたします。力動的な飛翔以外のダイサギです。

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 ワダスはもう、赤面隠しの前景のカモになるしかないです。このシーンを撮り始めた時、ワタスィー、マスィーンのホールドの塩梅がよいので、縁っぺりギリギリでヤンキー座りに高速連写スィておりましたが、ハーモナイズするようなシャッター音が背後でスィました。大砲レンズに三脚の、見ませんでしたが、多分、おっちゃんです。そんな装備、機材のオネーサン見た事ないです。撮り終わるとおっちゃん消えていました。夜露死苦。