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zoom RSS TKS-FR角礫ダート&ミニ沢登り ―新緑の中の水響(みなび)き

<<   作成日時 : 2010/04/29 22:26   >>

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 「ここだ、この音なんだよ。」(泉鏡花『陽炎座』冒頭)どこだ、どこだ、何の音なんだョー。
 八王子恩方、深沢山裏の林道、滝ノ沢線(Takinosawa Forest Road, TKS-FR)は、今日、意外にも、水の音に包まれている。小さな沢々から、水の滴る音、水の豊よむ音、さざめく音が重なりあっているんだョ。気持ちいいね。

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 ザックを割愛して行動食もボトルも持たず今日は出かけた。帰り、7Upが自販機に目に付き、懐かしさから、買って飲んだョ。ブドウ糖の炭酸水溶液なんだけど、香料が微妙なのだネ。ン十年前、東長崎の商店街奥の東映の映画館じゃ、まだ、緑のガラス瓶入りだったんだ。上映作品は抱き合わせになってて、モスラやガッパがお出ましになる前に、青春映画を観させられるんだけれど、それも、チャンと見て待ってるんで、けっしてサバめいたりしなかったのサ。チッポケな売店でその瓶を買うんだ。他では滅多と手に入らなかった。今じゃ、瓶入りはプレミアもんで、化粧サクランボのマークの入った一本で、喫茶店のソーダ水を気取って飲む事もできゃしない。
 今日は、お家で大人しくしてる積もりじゃなかったのかなー?午前中、雨もザーっとひと通り降ってたし。スルー・アクスルーに換えてから、まだ滝ノ沢DHをやっていなかったンでネ。午後には晴れて来そうだし、近場だから、きっとネーサン(丹沢)も許してくれるんじゃないかと思った訳だ。じゃ、ちょっと機材ならしということで、週末には、必ず、ネーサンのところに必ず行くからサ…

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ハナミズキも咲いてるョ。陵南大橋からの南浅川も、お山の水を集めてゆったり・たっぷりしている。偶然映り込んだ川岸を散歩する人も半袖じゃないの。そう、今日は、このサスで角礫ダートをキメに行くンダ。

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 北浅川も水量が多いし、水が透明だ。いい天気じゃないノ、高いお山は紫外線がキツいだろーね。

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 近くには、最近来たけれど、TKS本体に入るのは、去年の大晦日以来。平になるまで頑張って。少し「重馬場」だゼ。圏央道恩方トンネルが見える。

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沢の方へ降りるこのトレイルを見つけたけれど、これは、落ち系DH向けだ。山桜の花びらも敷いてあって、花道を誘うんだが、ヤルならフルフェイスのメットを着けなよ。いい感じで新緑が出てマス。
 青龍寺滝は寄って来なかったけど「龍」。滝の姿が少し気になる。結構、水が落ちてるんじゃないかなー。

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いつものポイント、いつものスギと、向こうの大岳。気温が高いんで、塩汗出てるよ。ここで小休止。若者のMTBerが向こうから乗って来て挨拶。珍しいねー。アプローチ・ロードでは会うんだけれど、一旦、山に入ると滅多に会わないんだよ。

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 今日は、ここから更に奥のドンズマリまで行きます。ここからが「新設起点」ということなんだが、一応、抜きましたって事で、唐突に事切れる線なんだ。
 Metoliusのクラッシュ・ベルト。デジカメなどを首に吊るすヤードの固定に使う。スリングとカラビナで押さえていたが、こっちの方が着脱が楽だ。ベルトでなく地面のギシギシの芽にピントが合っている。柄は、どう見てもヤマカガシじゃないの。一応、微妙にカモだが、どんな効果があるんだ、蛇が寄って来たらどうする、あれは、それなりの毒もってんだゼ。

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 崖面からの角礫が大振りになっていく下りをドン詰まると開けた場所に着いて、ここで道は途切れて恩方境の峯が見える。

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 「ここだ、この音なんだよ。」どこだ、どこだ、何の音なんだョー。「ここだ、ここで、滝の音が聞こえるんだョー」
 確かに水音が聞こえる。それも、セセラギではなく、滝っぽいんだョー。

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小平の進行左手の尾根の方から聞こえて来る、確かに。第二TKSの奥まで来てるんで、八王子城搦め手の水汲みの滝とか棚滝ではないのは確かだ。北高尾山陵の黒ドッケの近く迄来てるんだから。半円状に生い茂った枝をバキバキ潜って登ると、脆いガレのような枯れ沢になり、その上の方から水が落ちる音が聞こえて来る。もちろん、バイクは終点に置いて、もう、既に踏み込んでます、トレッキングシューズで良かった。踏み跡はなく、石は崩落にまかせて浮いている。ほんの暫く進むと、在った。

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F1は、せいぜい2m位、その下は、少しナメ化っぽくなっていて、釜なんてなく、さっきの枯れ沢へストンと落ちて、水は、それっきり伏流してどこへ行く?F1は、さらに20m位落ちる水に続いているようだ。

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左手に取り着くが、ホールドが危うく、岩の裂け目を二カ所鷲掴みにして亀の子のように上がった。そこからの手がかりが難しく、生えている青木の類いは、掴めばすぐにスポッと根ごと抜け危ない。右手に足を掛け、移ろうとするが、こっちの岩は丸くせり出して、取り付きが難しい。その曖昧な股掛けポジションで流れる滝を写して見た、止せよ。どちらの岩場の苔も滑りやすい。人が入った形跡はないな。諦めて、なんとか左サイドに戻って2、3枚撮る。

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F1は、上の方がコワク的で気になるが、実力では無理だというよりか、無謀ダゼ、一人では。少なくとも、あと2段位控えていそうなんだけれど、音からすればなぁ。徐々に下りながら、この水の行き先は、などとシツコク思っていると、足元のハッキリしない緩いガレ石に足が取られ尻餅ズルッ。「ネーサーンーッ」
 アホか、オマエは。CW-Xの上にDHパンツを付けていたので、少しはマシだったが、右の尻ペタの上が痛い。外傷はないけれと、青痣になるかもしれん、今さら蒙古斑なんて洒落にもならないヨ。
 小平に戻り、辺りを今一度よく見ると、右の方には石ザレの斜面が続いているので、高巻きで攀じ登ることもできるかもしれないが、木もあるし、でも崩れそうだなー。休憩して、向こうの小ピークの山桜なんかを眺める。気持ちいい緑だ。

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 さてと、TKSノン・ストップDHだよ。少し登り返して頑張らないと。ここの名物の崖と同じ石の角礫だ。当然ながら下り途中の写真はない。

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 スルー・アクスルーの強みで自由にラインを取って行く。確かだった。ゲート近くは、新しく張った礫が重機で固められていたので、あの雨裂の溝はなかった。ダートは、水分が満点だったので、下った後は、この通り。

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帰りの相原近くの景色。ダージャンやりたい?、イイ加減にシロ。

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 滝の音をイメージして、Carina Alfieの Hadasをどうぞ。




 

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